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2017年 08月 31日

「雑貨屋のやり方」

ということで、私が思う「雑貨屋のやり方」を書いていこうと思います。

私事ですので、違うこともあるかもしれませんが、それも御愛敬、御許し願いたく存じます。


「場所探し」
リアル店舗を開業する場合、場所は大事です。場所次第で売れる売れないということもありますので、場所が一番大事だという方もいらっしゃると思います。しかし、良い場所はそれだけ家賃が高かったり、既存店などのライバル店があったりします。
場所が辺鄙な所にある場合は、家賃は安く、自分の思うような店作りが可能となる場合も多いでしょう。
家賃で浮いた分を、広告費や内装費に回しても良いと思います、自分なりの御店を作るための「場所」を考えられたら良いでしょう。
・家賃の目安 0~15万円(売上目標次第)

「内装費用」
内装費用は、雰囲気作りにおいて妥協したくない部分だと思います、私もそうでしたから。ですが今後仕入れをすることや運転資金のことを考えると、あまり注ぎ込むのもどうなのか?と思います。
適材適所という言葉がありますように、自分の伝えたいことを伝えれるような内装計画にし、イベント費用や効率的な環境作り(宣伝になるような備品など)に使用した方が効果的かもしれません。
※店舗の準備費用や内装費用(初期投資費用)は、予め準備しとかなければなりません、月々の経費を抑えるためにも。
・内装費用の目安 10~200万円

「節操ない感じをやめる」
私も最近分かってきたことでお恥ずかしいのですが、明確にターゲットを決めた方が「店が何を売っているのか」伝わります。漠然と全ての世代に売っていきたいと考えていると、何を売りたいのか(伝えたいのか)分からなくなるでしょう。ニッチにしていけばいく程、顧客が限定されればされる程、伝えたいことは明確になり広告費用は少なく済むでしょう。明らかな「パン屋」に「靴」を買いに来る人は居ませんし、買う人も「あそこに行けばあるかも」と思ってくれる御店というのがリアル店舗のメリットだと思います。

「仕入れ」
仕入れは、一番良いのは自分が作ったアイテムを自分で売ることです。中間マージンをいかに減らすのかで自分へのリターンが増えます。仕入れ業者への支払い期限も重要なポイントです。
また仕入れにはロットが存在します。ロットが多いとその分、単価は安くなります。少ないと高くなります。想いだけに頼らず効率よくリスク分散しながら仕入れを行うことが必要だと思います。
・仕入れの目安 15~60万円

「売上高」
売上>経費が成り立たないと、経営は出来ません。勿論、事業者の予算規模によって、それが月単位なのか年単位なのかあると思います。
私がこの店を始めるときに、セレクトショップの友人に言われました。
「月90万円の売上で成人一人が普通に生活出来る」
コレは家賃を払いながらの理想値と思います。
90万円の売上ならば粗利は35万円位でしょう。そこから家賃や光熱費を引いて、仕入れの代金や自分の生活費や娯楽費になります。
もちろん、熊本市内という私が居る田舎とは違います。京都や東京だと90万円は話にならないでしょう、その3倍以上ないとやってはいけません。つまり、売上と開業する場所(つまりは経費)は直接関係しています。
当たり前の話ですが、案外難しいところです。

もし、90万円売上がないなら、経費を下げる方法を考えなければなりません。そうすれば粗利は変わりませんので。自分が必要である金額をリアルに意識し、その理想値に近づいていかなければただの浪費になってしまいます。リアル店舗の場合は、直ぐには繁盛店になるのは難しいでしょう、しかし売るための努力や仕掛けを常に考え「(常に)新しい店」と思われる努力をしていれば、常連さんも増えていくと思います。

「大事なポイント」
長々と書いてしまいましたが、置く雑貨の種類でも内容は変わってきますし、お金に換えがたい価値観のために御店を営業する楽しみもあることでしょう。

初期費用に300万円掛かったとします、それを何年で回収出来るのか。5年という方はセンスの塊です。私は10~15年だと思っています。そのくらいの気長さが雑貨屋には必要だと思います。
そして御店を繁盛店にするポイントの一つは「継続させること」
そのためにも一番大事なことは「無理をせずに出来るか」ということに尽きると思います。

今回は、私という狭い視野の狭い世界の話でした。いろいろ本を読んでも、実践的な話はあまりなく本当の所はどうなの?と思ってしまいます。そこでプロの意見が聞ける機会はないものか。雑貨屋の裏側みたいなことを聞けないものか、と考えていまして
「機会がないなら作ってやろう!」ということを思い付きました。

只今、講師の方を選定しています。今年中はバタバタしてますので来年になるかもしれません、ですがきっと素敵な方を御紹介出来ると思っています、お楽しみに。

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by sumiya-aramono | 2017-08-31 21:02 | コト | Comments(0)
2017年 08月 27日

「個人商店」

二泊三日の研修会(小旅行?)がありまして、前から気になっていた御店に行くことが出来ました。

まずは香川県の高松にあります「Patio」さん。

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店内は撮影厳しそうでしたので、看板だけを。
他の方の御報告通り、店主の眼で見付けた良品が展示販売してありました。民芸や工芸という感じではないですね、雑誌で言えば「天然生活」のような女性的な感じの生活雑貨。ブリキの雑貨や中川政七商店や竹籠(市場籠)曲げわっぱ、亀の子タワシなどなど。

感想としては女性客メインで、高松の街に必要不可欠な情報収集できる御店です。いろいろなジャンルの女性が来れて、生活雑貨の使い方をレクチャー出来たり、結婚の引出物を提案して頂けたり出来そうです。

そして、もう一軒は山口県長門にあります「ロバの本屋」
前々回のブログにも書いてますが、運良く近くを通りましたので行って来ました。
※こちらは撮影の許可を頂きました

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本当にこっちにある?というような山道を行きました。あった時は嬉しかったです!
こちらは画像のように本がメインですが、それに陶器、文房具(紙モノ多し)。カフェもされているようですね、次回行ったときは食べてみたいです。
リトルプレスも多く扱われていて、少しマニアックな生活系、アート系、絵本、コミュニティ関係の本がありました。節操なく全ジャンルの本を置いてないのも好感が持てます。本やパンが好きな方はどの地域にもいらっしゃいますので、山奥でしたが確実に固定客はいらっしゃるでしょう。

今回、二軒の個人商店に行って来ました。行ってみないと分からないことは勿論ありますし、少なからずその御店のコンセプトや店主の御店に対する想いのようなことは感じれます。想いというか、もはや「覚悟」ですね

私自身、まだ若輩者ですが先達者の方たちの経験を少しでも享受出来るように頑張りたいと思いました。
どちらも素敵なお店でしたよ。


by sumiya-aramono | 2017-08-27 21:43 | 地域 | Comments(0)
2017年 08月 21日

「アサヒシューズ」

「Asahi DECK」
自分用に履いてみようと思って買いました。

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国内でも珍しいバルカナイズ製法でソールを作ってあります。

詳しくはコチラ↘️




メイド・イン・ジャパン。

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by sumiya-aramono | 2017-08-21 15:59 | シューズ | Comments(0)
2017年 08月 11日

「山口県」

山口県は東西に長く伸びた県で、北は日本海、南は瀬戸内海に面した多様な価値観を持った県だと思う。

今度、山口に行くかも知れないので、今、行ってみたい場所を探していた。

同業者と言うにはおこがましいけど、一番最初に思ったのは「ロバの本屋」という本屋さん(ギャラリー兼雑貨屋兼カフェ)

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※以下、地図が続きます。

こう言っちゃ何ですが、大都会で頑張られているお店には興味がないけど、地域で強い価値観を自分の中に持ち、諦めずに続けられているお店の雰囲気を見に行ってみたいと思います。

次は山口では有名所2ヶ所。

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「中原中也記念館」は好きな作家で、そのカリスマ性は孤高。
次いで「小屋場只只」は、一日一組限定の宿。島内には陶芸家の内田鋼一さんの作った茶室があるそう、この茶室を見てみたい。

そして山口県と言えば日本酒。

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澄川酒造場さんは、「東洋美人」を作られている酒蔵。永山本家酒造場さんは「貴」を作られています。どちらも素晴らしい日本酒です、特に東洋美人は今後入手が困難になるのではないでしょうか。

山鹿地域においても、日本酒やワインが作られていまして、今後さらなるブランディングがなされるでしょうけど、こういう「お酒」も地域の特色が出やすいもので、商材としてとても面白いですね。

日本酒は日本の文化として(世界的に)定着しました、今後は何が巻き込まれ、地域的にどういう拡がりを見せるのか。漠然とですが期待しています。

山口県は他に超有名な「獺祭」や「雁木」という日本酒もあります、それに合う萩焼も。

何やら偏ったかもしれませんが、少しでも山鹿に持ち帰れるモノが増えますよう期待しています。



by sumiya-aramono | 2017-08-11 23:23 | 地域 | Comments(0)
2017年 08月 09日

「個展」


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米原さん(かじや窯)の個展が8/22-8/27まで伝統工芸館にて。

GO!GO!KAJIYA!!





by sumiya-aramono | 2017-08-09 23:52 | モノ | Comments(0)
2017年 08月 09日

「15年来」

大学を卒業してフラフラして、その時代のデザイナーの頂点みたいに柳宗理さんがいらっしゃって。
何とか深く知りたいと思ったときに龍田にある「熊本國際民藝館」に行ったのが今から15年少し前と思う。

夏の時期だったように思う、受付には御二人の女性がいらっしゃって、気さくな感じで話したように思う。
それから「柳さん」のことをお話しして、民藝館を見ていると柳さんだけではなくて、その御父上の「宗悦」さんを知るようになった。
程なく、その民藝館の初代館長だった「外村吉之介」さんを知った。

そんなこんなでそれから数年が経って、その場所で柳宗理展なるものも開催出来、民藝館を出たり入ったりで15年が経った。
受付にいらっしゃった女性御二人は、今のファッションのような「民藝」ではない時代から、工芸や手仕事を通して現代社会を見つめていた人たちだったのだけど、15年経った今、どう思っているのだろうと時々思う。

そんな折、同窓会のように引き合いながら、ひょんなことから今回我がお店に、受付にいらっしゃった方の御一人「田仲さん」の手織りモノを置かせて頂けることになった。田仲さんは久留米絣もされていたり、岡山の糸を使われたり本格的な方。

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田仲さんのストールは二つ持っている。新しいデザインが増え、今回は裂織のランチョンマットもあって楽しい。
これが全て「手仕事」でされている緻密さを見ると「素晴らしい」と思う反面「申し訳ない」気持ちにもなる。
それは、恐らく東京などの有名な御店なら、価格はもっと高く出来るはずだから。

そしてもう一人の受付の方「富山」さんからは「肥後まり(肥後まりの会)」と「本」を受け取った。
肥後まりは木綿の糸でしっかりと作られている、幾何学的な模様が時代を超越しているようにも感じる。

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勿論、現熊本國際民藝館館長の井上泰秋館長に許可を頂きました(館長ありがとうございます!)。

15年前、ふと立ち寄った龍田の民藝館から今こんな御縁を頂けるとは思いもよらなかった。その分責任が増しましたけど
その民藝館は熊本地震の影響で、8月から改修工事に入っているそう。改修が終わったら行ってみようと思う。





by sumiya-aramono | 2017-08-09 13:06 | | Comments(0)
2017年 08月 06日

「8月分の選書」

届きました。

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森山大道のコラージュから新刊「すべての雑貨」生活に即したラインナップです。
最近、本の投稿ばかりですが、本が好きだから嬉しいです。


by sumiya-aramono | 2017-08-06 11:43 | | Comments(0)
2017年 08月 05日

「教科書」

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「少年民藝館/外村吉之介著」
この本を知って、かれこれ15年と少し経ったように思います。

前回の柳宗理さんの「アノニマス・デザイン」と同様に後半の方では同じような文章が出てきます。私が知った時は用美社さんが出版されてました、今は筑摩書房さんですね。

外村吉之介さんは、岡山の倉敷民藝館と、熊本の熊本国際民藝館の館長をされていました。織りの世界では有名な方でして、戦後から日本の織りや染めのことに尽力されていました。

本も幾数か上梓されています。その中の一冊が「少年民藝館」です。


「民藝の入門書」と帯が付いてます、なるほど、タイトルの通り「少年」でも分かるように丁寧な優しい言葉で書いてあります。復刊して、厚みもスタイリッシュになりました。一度手に持たれて読んで頂きたい本です。




by sumiya-aramono | 2017-08-05 13:08 | | Comments(0)
2017年 08月 03日

「アノニマス・デザイン」

先日のガラスの製品を使っていたら、昔から気になっている「アノニマス・デザイン」を考えてしまった。

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アノニマス・デザインと言えば彼の方ですが、なかなか解釈が難しい。アノニマスとは「無名の」という意味があり、簡単に言えば「用途に特化した」他には「用の美」「less is more」「super normal」などなど。

アノニマス・デザインの数々の引用は、最初は民藝品である陶器や磁器やガラスその他のクラフトの物たちの説明のためだったこともあると思う。

小代焼や小鹿田焼やその他民窯たちの素朴さである無名性の感覚と、生活や運動のために日々純粋に使われる道具たちの感覚が同じだったからと解釈出来ると思います。

シンプル≠アノニマス・デザインであり、手仕事を追及していけばアノニマス・デザインに行き着く。それが今の時代において難しいことではあるのかもしれませんが…

もっと詳しくは彼の方の著書にて。

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by sumiya-aramono | 2017-08-03 23:37 | コト | Comments(0)
2017年 08月 01日

「ざっかこう」

今月分の、選書リストが送られて来たときから楽しみにしていた本です。

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「すべての雑貨/三品輝起著」どこでこの本の情報を見たかな~と考えていたら、こちらのblogでした。


雑貨と名のつく本ですが、著者のお店や考えを通した「雑貨考」みたいな本のよう(まだ読んでませんので)。

こんな本を作られたら、お店や御本人に興味が湧きますよね、上手い手法と思います。




by sumiya-aramono | 2017-08-01 20:03 | | Comments(0)