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2020年 02月 24日

「仕入の妙」

私が高校生の頃はファッションブームでして、ジーパンが1本100万するモノも存在する時代でした。

Tシャツが2万円とか、今では理解できない価値観に、懐かしさを覚えます。

古着も価値がありましたから、バイヤーに憧れたりする人が結構いました。

ふと現代に戻りまして、現実的にバイヤーなどは成り立つのか?と考えてみました。

その手の話は「ヤフー知恵袋」にあるかと思いますが、一応。

例えばですが、仕入れを近くのどこかの国に行くとしまして、10万かかるとします(経費)。

3000円のモノを80個仕入れたとしまして、24万円。
それを帰って、7000円で全て販売した場合56万、仕入れを引いたら32万の粗利ですが、10万の旅費がかかってますので、22万の利益となります。※税金などは置いときまして

「仕入の妙」_b0369943_16052875.jpg

もちろん、これには時間的コストや、家賃、維持費、人件費もかかってません。

また、旅費と仕入れの34万の経費を稼ぐには7000円の物を、80個仕入れのうち最低50個は売らなければなりません。

こう考えてみると、世の中の個人商店の方々は凄い大変だと案じます。

ここから、もっと楽が出来ないものかと考えた場合、何個か方法が見つかりました。

●恐ろしく高いモノを売る

例えばですがペルシャ絨毯などは月に一枚売れれば大丈夫でしょう。
仮に30万のモノを8個仕入れまして240万。
70万で8個売れれば560万です。旅費を差し引いても310万円残ります。また、この場合の最低販売数は4個です。

ただ、これにはそれだけの納得出来るモノと、売る方の社会的信用(立地やブランド)が必要になります。指輪や時計などでしょうね。

これは現実的には難しいので、やや出来そうなことはやはりインターネットです。

●インターネットで買い付ける

そもそも、旅費に10万円というのがかかり過ぎています。今はインターネットがあるので、ネットで頼んで送って貰えれば経費は低くなります。
しかし、それは現物を見て買えないというリスクがあります。そしてこれも信頼関係が必要になることでしょう。

世界のアリババのサイトなど見ると、恐ろしい安い金額で仕入れが出来たりします。人件費が安い国に大量に製品を作らせます。

そんなモノを売っても負の連鎖になるように思えますね。その国の文化や伝統はどうなるのか。

でも反対に、遠い国の人とコミュニケーションを取るためにインターネットがあるので、自分の望んでいた作り手の人(モノ)と上手くいく場合もあるでしょう。
素晴らしい製品を今も作っている人は居ます(恐らく)!

日本の製品も多く海外にいっています。それは価値観が認められているということです。日本酒などそうですよね。
仕入れた商品の価値観を最大限に発揮出来るならばとても良い未来が築けることでしょう。

と、ほとんど自分に言い聞かせています。


by sumiya-aramono | 2020-02-24 16:01 | コト


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