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2020年 02月 24日

「なけなしの金」

先日、荒尾の小代焼に行ってきまして、大皿の迫力、美しさに見いってしまいました。

「なけなしの金」_b0369943_11141077.jpg

大きさは関係ないだろう、と思ってはいたんですが、造られた方の想いとか、置場所のことを考えると、もしくはハッキリ言い切ってしまえば、これを「アート」と捉えるならば、大きさは関係あります。

そういうことを、オブラートに作者の方に言ってみたら、その方も近い感覚でして
「やはりそうこなくては」と嬉しくなりました。

実は、上の画像のを買うかどうしようか迷っている内に、有名な目利きの人に買われてしまいました(泣)

でもその方も買ったので「自分もまんざらじゃないな」と思いました。「物を買うことは、自信を持つこと」とは柚木さんの言葉ですが、先に買われた方から20数年前に言われたことは「物はなけなしの金で買わなきゃいけない」ということ。

「なけなしの金」_b0369943_11212901.jpg

ということで、もう1つの「対」のように造ってありましたモノを。※まだ買ってませんが

まあ、こちらの方が荒々しくて抽象的で面白いとも感じました。本来の民藝とはこういうことだと思います。

絵画や芸術でも、こういうのを「Abstract」と言いますが、好みです。


by sumiya-aramono | 2020-02-24 11:11 | モノ


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