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2020年 01月 26日

「斜め読み」

新しい編集長の「暮しの手帖」が今月の4号から刷新されたらしい。

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他でも言われているが(今風に言えばバズっている?)、このタイトルの「丁寧な暮らしではなくても」という言葉は、言わずもかな先々代の編集長の松浦さんに対して言っているというのは、暮しの手帖を知る誰もが感じていることだろう。

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このことを知って、直ぐ本屋に行き、新編集長の言っていた部分を読んでみた。
なるほど、確かに「丁寧な暮らし」というのは人がとやかく言うものではないのかもしれない。それは正論のように思えた。

でも、本来メディアは「とやかく言うことが仕事なのでは?」とも正直思った。

サラッと読むと「丁寧な暮らし」というのがラベリングされている風潮(特定の誰かに)は無個性に感じ、とても違和感を覚えていたということ。

固定化された価値観を推奨しないで、一人一人の「暮らしの価値観」を、そして読者一人一人の「納得した暮らし」を応援していきたい、というのが新編集長の想いのように感じた。

つまり「丁寧な暮らしではなくても」それに続く言葉は「良いじゃないか」と思うが、私たち読者に対してではなく、他の誰かに言った「宣戦布告」のように感じた。勢いがあって今後が楽しみです

by sumiya-aramono | 2020-01-26 16:13 |


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