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2019年 11月 13日

「帯を買う」

めでたく(?)今日、誕生日を迎えました。
昔から「運命」ということを、あんまり意識はしていないと思いますけど「方向性」というのは、時期によって変わるかもしれません。
それを「運命」とも言うのかな?

今年はひょんなことから「落語」と出会い、久しぶりの「民藝館」の方々とも深く話せまして、人生折り返しとしたら、方向性を修正出来たような気がします。

そんな折りも折。安いですけど着物を買いまして、結構なジャストサイズ。でも帯がありませんでした。

山鹿で落語をしてくれてます二ツ目の桂竹紋さんとアレヤコレヤ話してまして

「私なんかは浅草の帯源です」と言われます。

帯源は、咄家や歌舞伎、芸事の方々御用達の帯屋さんでした。見ると、とても美しい帯ばかり。

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「帯を買う」_b0369943_00345863.jpg

竹紋さんと画像見ながら電話でイロイロ話していると「献上」というのが好きな帯でしたけど、一番良いのです、と。

いくらするんですか?と聞くと、買えなくもないけどそれなりの御値段。

でも、なぜプロの方々はここのを買うのだろう。他のではダメなのか、プロダクト的にも良いのだろうか、と聞くと

「ここのをしたら他のが出来ないんですよ」

そんなに?プロの使っている人から言われたら、説得力がとてもありますね。

「竹紋さん、申し訳ないけど買ってきてくれますか」と聞くと

「分かりました。帯だけに、腰が座ったんですね」御後が宜しいようで。

※落語をするわけではありません



by sumiya-aramono | 2019-11-13 00:22 | 文化


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