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2019年 05月 26日

「地域性プロダクト」

近場だけど、地域の魅力を探しに行ってます。
福岡は今や魅力のある都市になりました。福岡の中でも限定はされますが、何故モテるのか?と思います。
それには京都も行ってきただろう「仕掛け」があるのだと思いますが、なかなか真似をするのは難しい。何より政治力が必要になると思います、ですので私のような者は「プロダクト」を見ることを楽しみにしています。

ネットで物が買えるようになり、商圏が拡がったので、どこでも同じ物が扱えるようになりました。また、仕入れサイトみたいな所がありますので、それなりに他店に取り残されないような品揃えも出来るようになりました。

でもそうなってくると、地域性という面では、どうなんだろう?と感じます。似たような商品が東京にも熊本にもあるのなら、わざわざ行って買うようなことはしなくなり「旅の理由」にはなりません。そんな中、上手いなあと最近思ったのが「御朱印帳ブーム」

これはそこに行くことに「理由」があります。そこでなければ「意味」がありません。それに近い物で「御守り」や「札」もありますが、私が最近購入した物で福岡の筥崎宮の「縁起おはじき」があります。

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昔は、筥崎宮のお祭り「放生会」で販売されてました。これが素晴らしいのは、博多人形師が作っていること、1人1つしか購入出来ないこと、そしてそれを毎年作っていること、です。


なかなか上手いシステムだなあと思いました。価格も絶妙で、コレクターも居ることでしょう。ただ継続していかなければならないというのはありますが…

これは見事に地域性もあって、そこで販売することに「意味」があります。昔、何かで読みましたが「人を呼びたいなら来る理由を作ること」

来る理由とは、その人にとってのメリットということになります。地域がメリットを作り出せるかどうか?難しいと思いますが、それは地域の中の1つのお店から始まることと思います。

昨日行った久留米の餃子屋では目の前で妙齢の女性が1つ1つ餡を生地に包んでいました。その大きさが小さくて慎ましくて美味しかったです。これも、その地域というか、そのお店でなければ味わえないことと思いました。

「地域性プロダクト」_b0369943_08063228.jpg








by sumiya-aramono | 2019-05-26 07:32 | 地域


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