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2019年 01月 12日

「地域を良くするには」

「地域がどうやったら良くなっていくのか」という問題は、目的において大きく変わっていく。
「別に何も不都合がない」と言われる人が大部分ならばそれまでの話、「他地域と比較した時に違うのでは?」と感じる人が居れば上記のような命題が必要になっていく。

新年明けても、メディアは相も変わらず「感情」を逆なでするニュースばかりを取り上げます。いずれ「隣の晩御飯が豪勢過ぎる」というのもニュースになるのでは?と勘繰らずにはいられません。人は人、自分は自分というのは分かっていても「承認欲求」が大切なこのご時世、炎上商法というものもありますので、隣の芝生の話にばかりになってしまいます。

「地域」の話もちょっと似ていまして、隣の芝生の話ではないか?と思われがちですが、地域の問題は取り組む人によって大きく変わります。
取り組む人たちの知識や行動や熱量によって、またその人の周りの環境によって、良くも悪くも変わることがあるでしょう。

いかんせん、地方は外から入ってきた人に冷たいというのがデフォルトですので、外から熱量を持っている人が来られても、数年後に心折れる結果になっている所もあるのではないでしょうか。地方の成り立ちのような図を思い描いても、地方に古くから居る声の大きい人の方を優遇する場合が多いでしょう。それは、行政的な配慮というか、地域が揉めないようにする配慮に他なりません。

そうなんです。今の現状は「揉めないため」というのが大前提で、単純に地域において「良いか悪いか(必要か不必要か)」という議論では無くなっています。
確かに組織が大きくなるに連れて「揉めること」というのは時間的損失が大きいですが、揉めることと「真剣に議論する」ことは違いますし、揉めないために「御座なりな事業」をするのも違います。

必要な命題「地域を良くする(活性化する)にはどうすれば良いのか」を考え、それに対して純粋に「善・悪」を考える必要があると思います。
誰でも、時間的なコストや、面倒くさいことをしたくはないのですけど「地域がより良い方向に変わる」と信じて活動する人がいることは、地域にとって財産になると思います。大切なのは「揉めないことが地域にとって良いこと」なのではなく「地域にとって良いことは何だろう?」ということを真剣に議論することです。

揉めないことを良しとすることは、必ずしも地域にとって良い結果を出しているとも限りません。地域(広い意味で自分以外)のことを良くするためには、時には強く言わなければならないし、行動しなければならないと思います。それは自らの保身とは違い、未来に生きる世代のために行動することです。
世の中には様々な職業があるとは思いますが、私たちサービス業界も「自分だけのため」を考えていては衰退してしまいます。
今よりほんの少し、自分ではない「地域のため」「地元のため」「○○のため」と想う人が多くなることが、単純ですが今よりも良い方向になると思います。また、メディアにおいても発展性が生まれ、人を羨まないことが「美徳」のようになれば良いと、新しいノートPCの使い心地を確認しながら思いました。

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by sumiya-aramono | 2019-01-12 14:53 | コト


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