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2018年 12月 09日

「待つか行くか」

昨日、男ノ子焼の忘年会に呼んで頂きまして、陶芸家の杉田君(左から二人目)に久しぶりに会い、とても清々しい顔をされていて嬉しかったです。

男ノ子焼の里保存会の方とも久しぶりに御話出来て、またしても「地域」について考える時間が出来ました。

私も含めて人は「仕事」をしなければならず、その賃金によって生きていく糧を得るのですが、その人の仕事の「範囲の広さ」というのはどんなものが良いのだろう?

地場に根を張り、自分の周り(町内、市内)のみで営業を行うのか、日本全国各地に行き、ポイントポイントで商売を行うのか。

それは職種にももちろん因るのですけど、私としては前者の方が向いていると思います。例えば「どうやったら山鹿に来てもらってお金を落として貰えるのか」というのを突き詰めていきたいですね。

男ノ子焼も、お話を御伺いしていると、バスを通すための道路拡張の話など地域の方と行政の方との話が進んでいるのに驚きました。

2年前に、私と有馬くんを介して開窯した人が地域を変えていっているという現実にお酒の力も加わり大変嬉しく思いました。

恐らく行政側もそういうのを予め予想していたのでしょうけど、私はこれこそが「地域の力」だなあ、と感じました。相互扶助で、例えば男ノ子焼に見学に来た方が、その地域で食事をされたりガソリンを入れたり、帰ってPRしてくれたり。最初は小さいことでも、後々大きいリターンになることがあるかもしれません。

話を戻しますと、都会の方が大きい商いというのは出来ると思いますが、それに見合う投資と時間と労力を考えた場合、地域から変えていく「価値観」の方が私には大きく感じます。

凄い人たちは世の中を変えていくのでしょうけど、それは置いときまして、都会で早く消費することより、地域でゆっくり「文化」というカテゴリーにおいて培っていくことの方が意味があるように感じます。

そんな自分のスタンスに気付けた出会いの師走。男ノ子焼の里、おめでとうございました!

「待つか行くか」_b0369943_10215465.jpg





by sumiya-aramono | 2018-12-09 09:47 | 地域


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