2018年 11月 01日

「かわいいもの。」

何年前になるだろうか、日本民藝館の館長で世界的なデザイナーの深澤直人さんが熊本にいらっしゃって、講演を聴いたのは。

それからしばらくして、深澤さんが「民藝品はかわいい」と言って、(恐らく)古くからの民藝関係者は騒然としたに違いない。

長年柳宗理さんが日本民藝館の館長をされ、名誉会長になり、亡くなられた後の深澤さんであり、私自身、あまり動かない民藝の世界が動いた気がした。

深澤さんと無印良品の関係がかなり深いことから、今まで工芸店にしか置いてなかった物が今では無印良品で販売してあったり、柳宗悦さんの岩波書店の本も装丁やフォントを変え並べてある。

良品を広めることが民藝館の本質であるので、動きの早い深澤さんの良い部分でもあり、誤解を招く部分でもあると感じる。

民藝の世界だけで言えば、リーダーシップをとってくれる方(それこそデザイナーのような方)が必要であると感じていたし、深澤さんのお陰で民藝の裾野が広がったと思う。

「かわいいもの」私も、中昔くらいに、まだ熊本国際民藝館に外村民彦館長がいらっしゃっていた時に言ったことがあったけど、今、思うと何かな?と思ってしまう。見渡して、これかな、と思ったのがコチラ。

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噂では、偽物もあるとか。
コロンとしていて、手の中に収まる大きさ。
横から見たらプロポーションは良くないけど(いや、それをデザインしている柳さんの凄さ)神棚にも置ける品のあるデザイン。なおかつ安い

深澤さんは、デザイナーでもあるけど合理的なビジネスマンという感じがする。その時は、グランドセイコーの自動巻き・青をされていて、自分のは使ってないんだ…と思ったけども、恐らく「良品」をされているのだと思った。

深澤さんの感覚が広げた「かわいいもの」時間があるときに私も探しに行こうと思います。



by sumiya-aramono | 2018-11-01 08:39 | Comments(0)


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