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2018年 09月 22日

「お店と本」

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私事になりますが、大学の頃から本が好きで本屋でバイトし、卒業後に2年間某出版社で編集アシスタントをしてました。

今でも本は好きですし、自分なりの(こだわり的な)好きな本はあります。

今、集めているのは主に「生活」をテーマにしたものが多いです。雑誌が好きなのですが、昔の雑誌程お金がかかってます。昔の方が広告費が出ていたのでしょうね…写真の構図、内容も専門的で、情報を楽しく伝えているということを感じます。

今は少なくなりましたが、リトルプレスなど頑張って想いを伝えている会社はあります。そんな所のを見付けてはほくそ笑み、本棚に置いております。

上記の本は2005年に上梓された本です。
タイトルは「ブックカフェものがたり」私は古本で見付けました。著者は共著みたいですが、数名の方が2005年当時のブックカフェを取材し、どんな想いで、どんなやり方で、どんな未来を描いているかを良くまとめてありました。

私が住む山鹿という地域は(私から見たらですが)、これから発展するだろう!という「夜明け前の街」です。これから意欲(野心)をもった若い方が、各々の感性を持ってお店をオープンしていく!という未来を想像しております。

そんな「夜明け前の街」で上記の本を、先人たちの(それぞれの)お店の始め方が書いてあるので、私も他人事とは思えず読んでしまいます。

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Insectsの「いいお店のつくり方」という特集もそんな感じで、主に舞台は関西ですが、それぞれの資金調達の仕方だったり、余り表面に出ない所が見所です。

お店の懐事情は各々あると思いますが、私が大切だと思うのは、それぞれのお店を運営している人をリスペクトすることだと思います。皆さん自らの覚悟でリスクを負い、自らの物差しで楽しく仕事されています。

分かっていることですが、時間というものは全ての人にとって等しく、有限です。それを好きに使えるのは自分だけですし、誰も責任を取ってはくれません。

だからこそ、自分の覚悟でお店をされている人の顔はキラキラ輝いているのだと思います。
そんな人たちのお店に行くのは楽しみです。

私の目線が、既に御客という感じでないのはいかがなものかと思いますが、得るものは得て、共有出来ることは共有していきたいと思っています。長くなりましたが、今の「夜明け前の街」という雰囲気は嫌いじゃないです、もう少し!って感じが。


by sumiya-aramono | 2018-09-22 21:15 |


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