2017年 08月 09日
大学を卒業してフラフラして、その時代のデザイナーの頂点みたいに柳宗理さんがいらっしゃって。 何とか深く知りたいと思ったときに龍田にある「熊本國際民藝館」に行ったのが今から15年少し前と思う。 夏の時期だったように思う、受付には御二人の女性がいらっしゃって、気さくな感じで話したように思う。 それから「柳さん」のことをお話しして、民藝館を見ていると柳さんだけではなくて、その御父上の「宗悦」さんを知るようになった。 程なく、その民藝館の初代館長だった「外村吉之介」さんを知った。 そんなこんなでそれから数年が経って、その場所で柳宗理展なるものも開催出来、民藝館を出たり入ったりで15年が経った。 受付にいらっしゃった女性御二人は、今のファッションのような「民藝」ではない時代から、工芸や手仕事を通して現代社会を見つめていた人たちだったのだけど、15年経った今、どう思っているのだろうと時々思う。 そんな折、同窓会のように引き合いながら、ひょんなことから今回我がお店に、受付にいらっしゃった方の御一人「田仲さん」の手織りモノを置かせて頂けることになった。田仲さんは久留米絣もされていたり、岡山の糸を使われたり本格的な方。 田仲さんのストールは二つ持っている。新しいデザインが増え、今回は裂織のランチョンマットもあって楽しい。 これが全て「手仕事」でされている緻密さを見ると「素晴らしい」と思う反面「申し訳ない」気持ちにもなる。 それは、恐らく東京などの有名な御店なら、価格はもっと高く出来るはずだから。 そしてもう一人の受付の方「富山」さんからは「肥後まり(肥後まりの会)」と「本」を受け取った。 肥後まりは木綿の糸でしっかりと作られている、幾何学的な模様が時代を超越しているようにも感じる。 勿論、現熊本國際民藝館館長の井上泰秋館長に許可を頂きました(館長ありがとうございます!)。 15年前、ふと立ち寄った龍田の民藝館から今こんな御縁を頂けるとは思いもよらなかった。その分責任が増しましたけど その民藝館は熊本地震の影響で、8月から改修工事に入っているそう。改修が終わったら行ってみようと思う。
by sumiya-aramono
| 2017-08-09 13:06
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