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2017年 03月 13日

「日田へ。」

日田の大内工芸さんへ行って参りました。
社長の大内さんに御時間を頂き、作り方やお仕事の流儀(スタンス)をお伺いしたかったからです。

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大内工芸は創業45年。月に1万本以上の箸を作ってらっしゃいます。
デザインを描いたりはしたことがなく、作っていく上で微調整していかれるそうです。

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果物などを刺す「スピア」は竹だから出来る細さ。「竹以外(の木材)は折れるでしょう」と淡々と仰ります。
大内工芸の仕事に自信があるから言える言葉のようでした。

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「塗りの幅はどうやって決められているのですか」と聞くと「そんなものは仕事がし易いようにね」と言われます。前々回の「プロフェッショナル」でも、無駄なことはしないというのが「流儀」のようです。続いて

「例えば100円のコストがかかるとするでしょう、箸を作るのに。いくらで売ります?200円で売ってたらその産業は廃れますよ、すぐ真似をされるから。120~130円で売ることを私たちは考えるんです。そういう努力をしていかないと、考えるってことをしなくなる」

この言葉は刺さりました。無駄なことをすれば時間的=人件費が膨らむので、モノ自体は高価になっていく。どうやったら安く出来るのか。私も商売人の端くれなので勉強になりました。

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お仕事の邪魔にならないように拝見しました。

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箸になる材料も美しいですね。

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最後に楽しそうにお仕事をされる大内社長です。モノ作りの大切さを学べたようでした、ありがとうございました。


by sumiya-aramono | 2017-03-13 23:51 | 地域


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